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伝説の“猫又退治”を劇で再現

上越市中ノ俣、気比神社に奉納

2012年5月5日 10時00分 更新

伝説の“猫又退治”を劇で再現

 上越市中ノ俣に古くから伝わる猫又伝説の一場面が3日、地域住民とNPO法人かみえちご山里ファン倶楽部によって劇で再現された。同所の気比神社の春祭りでお披露目され、住民をはじめ連休で帰省している地元出身者らを楽しませた。

 

 古文書「猫又絶治実記」によると、猫又は猫のような姿で尾の先が2つに割れていることから名付けられた妖魔。黒々とした巨体で、血走った目、巨大な牙を持つ。300年以上前の中ノ俣に現れ、村人を襲うなど住民を苦しめていたが、村の大男だった牛木吉十郎が命を惜しまず立ち向かった。刀を突き刺し猫又を退治したが、命を落とした。

 再現は同法人の関原剛専務理事が「これほど有名な話だから」と計画した。関原専務が同実記に基づき、使用する猫又の頭と吉十郎の面を手作りした。猫又の頭は、古文書に記されていた牙の長さなどの寸法をほぼ忠実に作った。主にキリをノミや彫刻刀で削って漆を塗り、目や牙は金箔(きんぱく)で仕上げた。製作期間約3カ月。同日、気比神社に奉納した。

 再現されたのは同実記を参考にシナリオを書いた、猫又と吉十郎が死闘を繰り広げる場面。同法人スタッフが講談師と猫又に、地元の石倉広司さん(62)が吉十郎になりきって演じた。猫又と吉十郎が組み合って戦う場面は迫力があり、観客を沸かせていた。

 吉十郎の子孫で、同市春日新田在住の一郎さん(65)は「感激しました。中ノ俣の宝として受け継いでいってほしい」と喜んでいた。

 観覧した同市立東本町小5年の男子児童は「とっても面白かった」、高志小5年の男子児童は「猫又が不気味だった」と感想を話していた。

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