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高田農、北信越高校野球へ

創部56年で初の出場

2007年5月31日 11時26分 更新

高田農、北信越高校野球へ

六月二日に本県で開幕する第百十六回春季北信越地区高校野球大会に高田農が出場する。創部五十六年にして初で、接戦に次ぐ接戦をものにし、ベスト4に入って出場権を得た。初戦で福井一位の敦賀気比と対戦する。

準々決勝までの五試合中、実に四試合が1点差。二試合は劇的なサヨナラで勝ち上がった。高田農が競り合いに強いのは、一つに、勝負どころでの集中力にある。

 金井貴之と宮腰竜次。ノーシードから北信越へ―の投打の立役者を挙げるとすれば、この二人だろう。

 横手投げの左腕、金井は準決勝を除く六試合を一人で投げ抜き、駲イニングで与四死球9と制球力が素晴らしい。さらに県大会以降、守備陣にも支えられ「粘り」に磨きがかかった。イニングで三塁、または二塁に走者を背負うピンチで0に抑えたケースは、地区予選が十一回のうち四回だったのに対し、県大会は十九回のうち十回。しびれる場面でも動じない心は頼もしい限りだ。

 一方、三番に座る宮腰。七試合での打率4割7分6厘、7打点はいずれもチームトップ。左方向へ本塁打、右へ三塁打、二塁打の記録が示すように、広角に長いのを打てるバッターだ。地区予選一回戦と準々決勝でサヨナラ打を放っており、半端でない勝負強さを持っている。

 一回戦で当たる敦賀気比は優勝候補の呼び声がある。打線は破壊力十分で、投げては左右の二枚看板を擁す。

 「打つと聞いている。コーナーをギリギリ使って、緩急を使って抑えたい」と金井。宮腰は「簡単には打たせてもらえないだろうが、勝ちたいという気持ちを込めてバットを振っていく」と意気込みを語る。

 県大会後、周りからちやほやされたのは確かだが、ナインにうわついたところはない。いい緊張感を持って未知なる舞台に立とうとしている。安田吉則監督(39)は「力を出し切り、夏へ向けて得るものを得てくれれば」と話す。 

 北信越大会は十六校が出場し、五日までの日程で長岡市悠久山、三条市民の両球場で行われる。

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