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よみがえる昭和史、夫妻の思い出も織りなす

写真集「小熊義人 小熊和子 作品集」が刊行

2014年7月22日 13時00分 更新

よみがえる昭和史、夫妻の思い出も織りなす

 上越市の写真館の草分け、小熊写真館(同市本町3)を担った2代目館主、小熊義人さん(1911?2008年)とその妻、和子さん(94)の仕事を厳選した写真集「小熊義人 小熊和子 作品集」が一般社団法人・日本写真文化協会から刊行された。

 膨大なネガフィルムやタネ板から和子さんが選んで焼き直した貴重な写真が、119ページにわたり収録されている。2人の年譜や思い出の記も挟む。写真美を優先させる編集だが、昭和史の1こまや市井の人々、外国人を含む著名人らの記録にもなっている。

 義人さんは昭和7(1932)年に東京写真専門学校を卒業、家業を継いだ。日進月歩だった撮影技術を習得しながら写真館を経営。温厚な人柄と優れた技術によって、旧高田市に立ち寄る文化人や著名人を引きつけた。全国行幸の昭和天皇はじめ、詩人中山晋平、文人の堀口大學、画家の山下清、彫刻家戸張幸男らが写真集によみがえる。

 和子さんは昭和16(1941)年に小熊家に嫁ぎ、夫の助手を務める傍ら自然に写真家への道を歩んだ。肖像写真でその人格を描写する実力は、日肖写展の重なる入賞や日本写真文化協会特別功労賞に明らか。

 刊行された写真集を手に和子さんは、「写真家としては常に夫の背を追ってきました」としみじみ。写真集は貴重な記録であると同時に夫妻2人だけの思い出でもある。

 350部を印刷。寄贈用だが、希望者に頒布する。4800円(税込み)。問い合わせは小熊写真館(電025・523・2451)へ。

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