新・脇野田駅が移設開業、新たな歴史へ出発進行上越妙高駅、自由通路と東西口が供用開始2014年10月19日 21時00分 更新 ![]() 大正10(1921)年8月15日の開業から93年目を迎えたJR信越本線・脇野田駅が19日、北陸新幹線「上越妙高駅」西側に隣接する橋上駅舎として移設・開業した。午前6時19分に1番線ホームから長野方面行きの始発列車が出発、新たな歴史の幕を開けた。 新・脇野田駅改札口前の自由通路「脇野田通り」で記念式典が開かれ、旧・脇野田駅設置に尽力した地元出身の故・長谷川八郎氏の孫である好則さん(東京都在住)をはじめ、国・県・市議会議員や地元町内代表者ら約80人が参列。5カ月後の北陸新幹線開業に向けた大きな節目を喜び合った。
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新・脇野田駅の移設・開業とともに供用が開始された北陸新幹線「上越妙高駅」の東西昇降施設、自由通路「脇野田通り」などで19日、「上越妙高駅鉄道まつり」が開かれた。多くの家族連れが訪れ、新幹線開業5カ月前の節目を祝った。 東口のエントランスホール「もてなしドーム」では、吹き抜けの空間に、上越市立黒田小の金管演奏、いずみ幼稚園のハンドベル演奏などが響き渡った。西口の展望デッキ「光のテラス」から秋晴れの妙高山が一望できた。幅約10メートル、長さ約61メートルの自由通路は常に往来が絶えず、眼下の新・脇野田駅ホームに入線した車両を撮影する人だかりができた。 東口広場の飲食ブースに行列ができ、早々と売り切れた商品が続出。西口広場では開業当日に駅を飾るための菜の花の種まき、えちごトキめき鉄道のマスコットキャラクター、トキテツくんと踊る企画が行われた。 約10年前まで旧・脇野田駅を利用していたという妙高市の男性(69)は「西口からの眺め、景観が素晴らしい。日常は車の移動だが、旅心が湧いてきた」と開業を待ちわびていた。 (この記事は3035人に読まれています) ◇10月19日 そのほかのニュース
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