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瞽女宿に三味線の音、小竹勇生山社中が奉納

糸魚川市島道鉱泉で瞽女の旅回り再現

2014年10月21日 12時30分 更新

瞽女宿に三味線の音、小竹勇生山社中が奉納

 糸魚川市能生の三味線奏者、小竹勇生山社中は16日、同市島道の島道鉱泉で瞽女唄の奉納演奏を行った。上越市の高田瞽女がかつて訪れていた瞽女宿に、瞽女唄と三味線の音色が響き渡った。

 最後の高田瞽女、杉本キクイさん、杉本シズさん、難波コトミさんは昭和20年代から春と秋に旅回りで島道鉱泉を訪れていた。同35年ごろに旅をやめた後も湯治に訪れており、主人の能登満さん(80)はキクイさんを「お母さん」と呼び、米や餅などを瞽女さんに届けるなど、親密な付き合いをしていた。

 シズさん、コトミさんに瞽女唄を学んだ勇生山さんは妻の栄子さん、双子の娘の美咲さん、美里さんと5年前から奉納演奏を行っている。「瞽女さんにとって島道鉱泉は、特別の思いがあるようだった。私たちなりに瞽女唄や文化を伝えていきたい」と話した。

 奉納は瞽女が訪れた瞽女宿や家の前で行った「門付け」で始まり、キクイさんらが演奏を行った当時と同じ部屋で「新保広大寺」、「葛の葉子別れ」などを演奏した。序列の厳しい瞽女の社会は、演奏の際の座布団の並べ方も親方が一番前になっており、今回はその姿も再現した。

 演奏を聴いた能登さんは「(栄子さんの)高音がお母さん(キクイさん)に似てきている。当時を思い出す」と感想を話した。「(瞽女の)高田の家は柱までピカピカだった。唄そのものだけでなく、日常生活にも感心しました」と当時を思い返した。

 美咲さん、美里さん姉妹はこれまで三味線の演奏だけだったが、今年は瞽女唄も初挑戦した。小さい頃から訪れているなじみの場所だが、「実際に瞽女さんが演奏した場所で歌うのでいつもと違って緊張した」と話した。

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