杉みき子 オフィシャルサイト 児童文学作家・新潟県上越市高田生まれ・代表作「かくまきの歌」「小さな雪の町の物語」「小さな町の風景」「わらぐつの中の神様」など


杉みき子〜がんぎの町から


本HPは杉みき子先生の了承のもとに、運営しております。
月1回は、先生から寄せられる随筆の更新や、後援会の様子、
また先生の活動の様子などを報告していきたいと思います。


〜・〜・〜・ 5月のエッセイ 〜・〜・〜・

《  チューリップ 》

小学校一年生になって、
図画の時間に初めてクレヨンを使ったとき、
まず写生させられたのは、
チューリップでした。

あのこってりした赤や黄が、
いかにもクレヨンを使っているという感じで、
嬉しかったものです。

また三年生になって、
初めて絵具を使ったときも、
写生の対象はやはりチューリップでした。  

よっぽど写生させやすい
花だったのでしょうか。
そのせいか今も、チューリップの花を見ると、
一年生になったような気がします。




レルヒ少佐像(左写真)・金谷山から見た街並み(左下写真)

旧高田市、寺町で生まれた杉みき子。
小さい頃より、この風景を見て育つ。
杉みき子が書く風景にはよくこの景色が登場する。

「金谷山ものがたり」〜朝のシュプール より
(前略)ツバキちゃんが上げたストックの先にいたのは・・・
レルヒさんでした。
九十年前に、オーストリアからやって来たレルヒさん。
この金谷山で、大ぜいの兵隊さんたちを前に、
「メトゥレ・スキー(スキーをはきなさい)」
と号令をかけたのが、日本のスキーのはじまりでした。
そのレルヒさんが、いま銅像になって、そのころの一本杖をかまえたさっそうたる姿で、高田の町をみおろしているのです。(後略)


自宅付近にて


杉みき子 プロフィール

1930年12月、新潟県高田市(現上越市)に生まれる。
大手町小学校、高田高等女学校(現北城高校)を経て、長野県女子専門学校国語科卒業。日本児童文学者協会会員。
1957年「かくまきの歌」により第7回 児童文学者協会新人賞、
1972年「小さな雪の町の物語」により第21回 小学館文学賞、
1983年「小さな町の風景」により第13回赤い鳥文学賞を受賞。
上越市寺町2丁目在住。


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